コクとキレ

コクとキレの説明ですビールと食べ物のペアリング
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・ビールだけではありませんが、味の表現として「コク」と「キレ」がよく使われます。
・ここでは、それぞれの意味をご紹介させてください。

「コク」とは

・風味(味・香り)の要素2つ以上が重なることで生じる、風味の強さを指します。
・強さを感じるタイミングとしては、口に入れてからすぐに感じるものではなく、ちょっと後から追いかけて、しばらく持続します。
・ポイントは、単に甘い、しょっぱいといった一つだけの強さでは「コク」があるとはいえず、あくまで風味の2つ以上の重なりが重要です。
・食べ物で言えば、カレーやラーメンスープなど、複数の具材が煮込まれたものは、風味も重なりコクを感じやすくなります。

「キレ」とは

・「コク」とは異なり、特定の風味が短期間に強く現れ、すぐに消えるものを指します。
・風味の落差・抑揚が大きいほど、キレを強く感じます。
・逆に言うと、後には風味は引きずりません。

商品でいうと

・スーパードライはキレを強く感じます。キレを出すため、あえて苦味や甘味を抑えて、酸味を際立たせることで、味の強弱がはっきり現れるようにしてあります。
・一番搾りはコクを強く感じます。ホップの香りと麦芽由来の旨味の重なりが、他の大手メーカーにはないコクを生み出しています。

・意識すると、同じスタイルのビールでもかなり違いを感じることができます。

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