遠野ジンギスカン
・遠野ジンギスカンは、通気孔の穴を開けたブリキ製のバケツに、固形燃料を入れて火をつけ、そのうえに鉄製のジンギスカン鍋を乗せて羊を焼きます。
・北海道とは異なり、味付け前の羊を色が変わるまでさっと焼き上げ、にんにく・しょうがの効いたピリ辛タレにくぐらせていただきます。
※遠野ジンギスカン発祥のお店「あんべ」の通販サイトです。
・ジンギスカンといえば北海道ですが、岩手・遠野でも羊毛確保(軍隊・警察の制服)のため戦前から羊を育成しており、羊肉消費で北海道と競うほど、ジンギスカンが盛んでした。
・羊は、①涼しくて(羊毛で体温上がりやすい)、②乾燥している(湿度が高いと発汗できず体温が上がってしまう)地域が生育環境として適しており、北海道や岩手の限られた地域で生育されたそうです。
・ジンギスカンバケツは、「あんべ」の2代目の安部好雄氏が発明したもので、遠野の山道を運ぶ際に、鍋に火をかけるために当時使用していた七輪が割れてしまうため、試行錯誤の結果、ジンギスカン鍋を考案したそうです。
・この調理法は、今では地元のスーパーや精肉店でも鍋・バケツの貸出しがあるまでに流行し、ジンギスカンバケツは地元でも定番のようです。
ペアリングはシュバルツで
・香りがあるラムと甘辛ダレには、黒ビールらしい香ばしさと、ラガーらしいすっきりとした飲み口のシュバルツがいいですね。
・遠野と同じく岩手・盛岡のベアレン醸造所もシュバルツを手がけています。
・当社は、100年モノの銅製の仕込み釜で昔ながらの製法でクラシックビールを製造するブリュワリーです。